出逢いは偶然か、必然か
今から50年以上前ーー
「あっ!!」思わず声をあげたのは、安城の中華料理店「北京本店」の初代店主。まかないで玉子料理を作ろうとしていたところ、他の料理のタレを玉子の上にこぼしてしまった。
「もったいないし〜
まかないだし〜
食べちゃおう〜っと」
いつものように、手際よくまかないを作った。その偶然こぼしてしまったタレ入りの玉子で。
「美味い!!コレ美味い!!
コレみんなに食べさせたい!」
まかないだけではもったいないほどの美味しさ。初代店主はこれをヒントに試行錯誤の末、ついに醤油と砂糖ベースのタレで味付けしたふわふわトロトロの玉子にサクッと揚がった豚肉の唐揚げをのせたボリューム満点の新メニューを完成させた。
新しいメニューの名前は、オリジナルの料理であることからお店の名前をつけた。
『北京飯』
こうして、安城のソウルフード「北京飯」は誕生した。
究極の『北京飯』を目指して
現在の店主は三代目。先代が急逝し、レシピを書き残したノートと共に「北京飯」と「北京本店」
を継いだのは19歳の時。店も「北京飯」も長年通い続けてくださる常連客の皆さまに支えられきた。
でも、店主は確信していた。
「北京飯はもっと美味しくなる。」
店の改装を機に、「究極の北京飯」を目指す。安城で生まれて安城で長年愛されてきた「北京飯」だから、地元の食材にこだわった。お米は地元産のブランド米「あいちのかおり」、お肉は地元のブランド豚「三河ポーク」、卵は養鶏が盛んな豊橋産の新鮮なものを取り寄せた。ますます三位一体となった究極の北京飯が完成する。
ちょっと一休み!
こちらもぜひお楽しみください。
「黄金色の北京飯」
人生のような甘辛ダレに
味付けされた 黄金の卵
ここ安城で生まれ育った
代々進化を続けて
みかわポーク あいちのかおり 豊橋の養鶏卵
この土地の力を合わせ
人に力を!
黄金色に輝く北京飯
口にいれた瞬間に笑顔が広がる
黄金色に輝く北京飯
どこか懐かしい味わい
中国四千年の歴史を越えて
辿り着いたここだけの形
シンプルだからこそ長く愛され
そしてまた歴史をつくる!
黄金色に輝く北京飯
口にいれた瞬間に笑顔が広がる
黄金色に輝く北京飯
どこか懐かしい味わい
「北京飯のうた」
※ 北京飯、北京飯、ぺ、ぺ、ぺ、ぺ、北京飯、北京飯♪
ふわトロ玉子に豚唐のせて
秘伝のタレで北京飯
※くりかえし
お昼休みに北京飯
学校帰りに北京飯
家族みんなで北京飯
北京飯、北京飯
それでも食べたい北京飯
やめられないの北京飯
みんなで食べよう北京飯
北京飯
※くりかえし
安城名物北京飯
北京飯、北京飯
だって、応えたいじゃないか。
「もっと肉食べたーい」
「玉子増し増しで」
「お酒も飲みたい!」
そんなお客様のご要望に応える為に生まれたのが、肉倍増の「デラックス北京飯」、玉子1.5倍増量の「厚玉子北京飯 650円」、「北京飯」からご飯を抜いて、酒の肴として楽しめる「北京半の上」。それだけでなく、「あんかけ北京飯 」「台湾ミンチ北京飯」など進化形も誕生した。
伝統とは革新の連続。
長年愛される「北京飯」の味を今日も磨きつつ、新たな味の追求をしていく。